先に 知って おきたい こと: 格闘技を 習っても、 いじめは 解決しない
いじめは、相手の子や学校で解決していく問題です。格闘技で強くなれば解決する、とは考えないでください。困っているときは、学校の先生やスクールカウンセラーに相談し、子供がひとりで抱えないようにすることが先です。子供が誰にも言えないときは、文部科学省の「24時間子供SOSダイヤル」(0120-0-78310)に、夜や休日も電話で相談できます。
格闘技・ 武道の 習い事で 身に つく こと
そのうえで、格闘技や武道の習い事には、子供が自分を守る力の土台になることがあります。
- 体を
動かす ことへの 自信と、 姿勢や 声の 大きさ - 相手と
組み合っても 慌てずに 動ける 経験 (組み技系の 競技) - つかまれた・
倒された ときに 相手と 離れる 動きと、 頭を 守る 受け身 - あいさつと
礼を くり返し、 年齢の 違う 仲間と 練習する、 学校とは 別の 居場所
身に つかない こと・ 気を つけたい こと
習い事の技は、試合や練習のルールの中で安全に使うためのものです。次のことは、習い事で身につくものではありません。
- 習った
技で やり返す こと (けんかで 技を 使えば、 相手にも 自分にも ケガや トラブルに なる) - 体の
大きい 大人から 確実に 身を 守れると いう 自信 (まず 逃げて、 大人に 知らせる ことが 先) - 友だちに
遊びで 技を 試す こと (教室で、 練習以外で 技を 使わない 約束を 教えているか 確かめる)
子供の 防犯の 基本は 「いかの おすし」
警察や学校で子供に教えている防犯の合言葉です。「いか」知らない人について行かない、「の」知らない人の車に乗らない、「お」大声を出す、「す」すぐ逃げる、「し」何かあったらすぐ大人に知らせる。格闘技・武道の練習で身につく、慌てずに体を動かす力や大きな声は、この合言葉を実際に行うときの助けになります。
護身を 目的に 選ぶなら、 競技ごとの 違いを 知って おく
打撃の競技(空手・ボクシングなど)は、相手と距離をとる・身を守る受けを練習します。組み技の競技(柔道・ブラジリアン柔術・レスリング)は、つかまれた・倒された状態から相手と離れて立ち上がる動きを練習します。子供の護身で役に立つのは、相手を倒す技より、離れて逃げるための動きです。競技ごとの練習の違いは「子供の格闘技・武道の習い事」のページの表で比べられます。
教室を 選ぶ ときに 聞く こと
護身やいじめが心配で習わせたいときは、体験の日に次のことを先生に聞いてみてください。
- 練習以外で
技を 使わない 約束を、 どう 教えているか - 子どもが
「やめて」 「痛い」と 言ったら、 すぐ 止めているか - 怒鳴る・
叩く・ 罰で 走らせるなど、 怖がらせる 指導が 無いか - 子供の
様子を、 保護者に 伝えてくれるか
マタドールの キッズ 柔術の 場合
マタドール柔術のキッズクラス(4〜12歳)は、打撃の無い組み技の練習です。毎回、受身とストレッチから始め、エビやブリッジなど、倒された状態から相手と離れて立ち上がるための基本の動きをくり返します。クラスは全員でのあいさつで始まり、相手に「ありがとうございました」と礼を交わして終わります。