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発信:マタドール柔術

柔術のケガが心配な方へ|起きやすいケガと予防・首や腰の痛み・皮膚病

柔術は打撃がない格闘技ですが、組み合う運動なので指・ひじ・ひざ・首などのケガや、皮膚のトラブルが起きることがあります。起きやすいケガと原因、予防のための5つの習慣、首と腰を痛めないための注意、皮膚の病気(白癬)を防ぐ手入れ、スポーツ保険(年2,000円・任意)、ケガをしたときの対応をまとめました。

柔術のケガが心配な方へ|起きやすいケガと予防・首や腰の痛み・皮膚病

柔術は殴る・蹴るがない格闘技なので、打撃によるケガはありません。ただし、組み合って体をひねる運動なので、関節のケガや、つき指、皮膚のトラブルが起きることがあります。

多くのケガは「力を入れすぎる」「が遅れる」「疲れているのに続ける」ことから起きます。つまり、練習のしかたで防げるものが多いということです。この記事では、起きやすいケガ、予防の習慣、体調の確かめ方、首と腰・皮膚の守り方、保険、ケガをしたときの対応をまとめます。

柔術で起きやすいケガと原因

部位起きやすいケガ主な原因
指・手首つき指、ねんざ道着を強くつかんだまま相手が動く
ひじ・肩関節を痛める関節技でタップが遅れる、無理に腕を伸ばされまいと力む
ひざ・足首ねんざ、ひざの靭帯を痛める脚をからめたまま無理にひねる、立ち技で踏ん張る
首・腰痛み押さえ込まれたまま無理にひねる、準備運動が足りない
皮膚すり傷、皮膚の感染症マットとのこすれ、洗っていない道着の使用
耳耳の腫れ(耳介血腫)。治療しないと形が変わることがある押さえ込みや絞め技で耳がこすれる・押しつぶされる

初心者のうちは、指のケガと、力みによる首・腰の痛みに特に気をつけましょう。指のケガの予防とテーピングは柔術で指が痛いときは?にまとめています。膝や肘などのサポーターは柔術のサポーターの選び方で紹介しています。

耳が腫れて形が変わる「耳がわく」ケガの予防と対処は、柔術で耳がわくのはなぜ?で紹介しています。

予防のための5つの習慣

ケガを防ぐ5つの習慣
  • タップは早めに

    痛いと感じる前に、相手の体か床を2〜3回たたく。「まだいける」と我慢するのがいちばん危険です
  • 力を入れすぎない

    7割の力で動く意識で。力むと、自分も相手もケガをしやすくなります
  • 準備運動をしっかり

    クラスの準備運動に遅れたときは、自分で体を温めてから合流します
  • 疲れたら休む

    息が上がったまま続けると、とっさの反応が遅れます
  • 爪と道着を清潔に

    爪は短く、道着とTシャツは毎回洗って乾かす。傷がある日は覆ってから練習します

練習前の体調チェック

厚生労働省の安全な運動のための確認項目では、運動の前に体調を確かめることが勧められています。次に当てはまる日は、無理に練習しないでください。

  • 熱がある、寝不足、ひどく疲れている
  • 胸の痛みや息苦しさ、めまいがある
  • 前回の練習で痛めたところが、まだ痛む

持病がある人、治療中のケガがある人は、組み合う運動をしてよいかを医師に確認し、その内容を受付で伝えてください。武道・格闘技全般の予防の考え方は、米国整形外科学会の一般向け資料(AAOS: Martial Arts Injury Prevention)も参考になります。

初心者が気をつけたい場面

  • :相手が本気で動く練習です。最初のうちは先生と相談して、見学にしたり軽めにしたりしましょう
  • 立ち技(投げ・テイクダウン):に慣れるまでは、立った状態からの攻防は控えめに
  • 体格差の大きい相手:自分より大きい相手と組むときは、特に力を抜いてゆっくり動きます

首と腰を痛めないために

始めたばかりの頃は、首や肩、腰が筋肉痛になる人が多くいます。押さえ込まれたときに頭を持ち上げ続けたり、力んで体を固めたりするためです。多くは数日でおさまりますが、痛めやすい場面を知っておくと防げる痛みもあります。

首と腰を守る4つのこと
  • 練習の前後にほぐす

    練習の前は首・肩・腰をゆっくり動かして温め、練習のあとは反動をつけずに伸ばします。首は勢いをつけずに動かします
  • 首だけで支えない

    で逃げるときは、頭で支えず、肩と足で床を押します
  • 苦しい姿勢はタップしてよい

    技をかけられていなくても、首が強く曲げられたときや、体を丸め込まれて腰が痛いときは、タップして止めてもらいます
  • 相手の首に体重を乗せない

    上から押さえるときは、相手の首や顔に体重を乗せません。相手を丸め込む動きは、ゆっくり行います

腰は、相手を持ち上げる、無理にひねる、疲れて姿勢が崩れたまま動く、といった場面で痛めやすくなります。相手を持ち上げるときは、腕と腰だけに頼らず、脚で立ち上がるようにします。首や腰に痛みが残る日は、スパーリングを休んで、技の練習だけにしましょう。

皮膚の病気(白癬)を防ぐ・うつさない

組み合う競技では、肌や道着がこすれ合うので、皮膚の病気がうつることがあります。柔道連盟は、2001年ごろから柔道やレスリングの選手を中心に「トンスランス感染症」が増えているとして、予防を呼びかけています。カビの一種(白癬菌)による皮膚の病気で、たむしとも呼ばれます。柔術も同じように組み合うので、同じ注意が必要です。

皮膚の病気を防ぐ4つの習慣
  • 練習のあとはすぐシャワー

    なるべく早く、石けんで体と髪を洗います
  • 道着は毎回洗う

    道着・帯・Tシャツは練習のたびに洗い、よく乾かしてから使います
  • タオルや服を貸し借りしない

    体の接触のほか、タオルや服の共有からもうつります
  • 練習の前に肌を見る

    赤みや傷がないかを確かめ、傷は覆ってから練習します

体では、ピンク色の赤みに細かい皮がむけるような形で現れ、治りかけると輪のような形になります。頭では、ふけやかさぶた程度の軽いものから、髪が抜けるものまであります。気になる赤みやかゆみがあるときは、組み合う練習を休んで皮膚科を受診し、先生にも伝えてください。治療は根気よく続けることが大切です。

参考:全日本柔道連盟「トンスランス感染症の予防」

マタドール柔術の環境と保険

  • 床一面に柔術競技用のマットを敷いています
  • 練習中のケガは原則として自己責任となるため、スポーツ安全保険などへの加入をおすすめしています。会員向けのスポーツ保険(年2,000円・任意加入)があります
  • クラス中は先生が練習を見ています。痛みや違和感があるときは、すぐに先生に伝えてください

ケガをしたときは

ケガをしたときの対応
  1. 1

    練習をやめる

    すぐに止めて、先生に伝える
  2. 2

    冷やす

    痛めたところを冷やし、動かさない
  3. 3

    受診する

    強い痛み・腫れ・しびれがあるときは、医療機関を受診する
  4. 4

    治るまで控える

    痛めた部位を使う練習は控え、見学や、痛めた部位を使わない動きだけにする

よくある質問

柔術は危ないスポーツですか?

組み合う運動なので、ケガの可能性はゼロではありません。ただ、打撃がないうえに、「タップしたらすぐ離す」というルールがあるので、正しく練習すれば大きなケガは防ぎやすい競技です。怖さへの不安は柔術は怖い?でも説明しています。

40代・50代でもケガなく続けられますか?

年齢が上がるほど、準備運動と力の抜き方が大切になります。回数を急に増やさず、疲れが残る日は休むことが続けるコツです。詳しくは40代・50代から柔術を始めるを見てください。

皮膚の感染症を防ぐには?

道着やTシャツを毎回洗って乾かし、練習後はなるべく早くシャワーを浴びてください(高根公団にはシャワーがあります)。赤い発疹やかゆみが出たら、練習を休んで皮膚科を受診します。

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  • 水 19:30〜 基本・基礎クラス
  • 金 19:30〜 白帯・レディースクラス

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