意味と使い方
前回り 受け身とは
前回り受け身は、前に投げられたときに、腕から肩、背中へ斜めに回り、最後に手と両脚で畳(マット)をたたいて衝撃を逃がす受け身です。柔道では背負投・内股・巴投げなどで投げられたときにとり、柔術でも投げ技やテイクダウンを受けたときに使います。頭から真っすぐ回る前転とは違い、頭や首を畳に着けずに回ります。
前回り 受け身の やり方 (右手を 前に 出す場合)
- 左膝を
つき、 右脚を 立てた 姿勢から、 両手を 畳に 着く - 右肘を
前に 軽く 曲げて 腕で 丸い 形を つくり、 右斜め前へ 体重を かける - 腰を
上げるようにしながら、 右手首・ 右肘・ 右肩・ 背中の 左側の 順に 畳に 着けて 回る - 背中の
左側が 着く 瞬間に、 左手と 両脚で 畳を たたく (横受け身と 同じ 形) - 慣れてきたら、
膝を 上げた 中腰、 立った 姿勢と、 少し ずつ 高い 姿勢から 始める
ポイント・ コツ
- 右手を
前に 出したら、 右足を 支点に 回る (手と 足を 同じ 側に そろえる) - 右腕で
円を えがくように して、 腕から 背中へ 転がる - 最後は
横受け身の 形に なり、 手と 両脚で 畳を たたく - 初めは、
回る ときの 手と 足の 構えと、 横受け身が できれば 十分
よく ある 失敗
- 手と
足が 逆に なる (右手を 出して 左足を 支点に するなど) - 頭から
回って、 前転に なる - 手を
内側に 入れすぎる
どれも文部科学省の「柔道指導の手引」で、陥りやすい欠点として挙げられています。
移動しながら・ 立ち上がりまで
慣れてきたら、数歩歩きながら、踏み出した足を支点に前回り受け身をとります。進んだ段階では、両脚を振り下ろす勢いと、畳をたたくときに上体が起きる勢いを使い、腕で畳を押して立ち上がります。どの段階でも、回ったあとに横受け身の形になることを大切にします。
参考:文部科学省「柔道指導の手引(三訂版)」第4章 技能指導の要点
よくある質問
- 前回り
受け身の ポイントは? - 右手を前に出したら右足を支点に回り、右腕で円をえがくように、右手首・右肘・右肩・背中の左側の順に転がります。最後は横受け身の形で、左手と両脚で畳をたたきます。
- 前転と
前回り 受け身の 違いは? - 前転は頭の後ろから背中を丸めて真っすぐ回りますが、前回り受け身は腕から肩、背中へ斜めに回り、最後に畳をたたいて止まります。前転のように頭から回るのは、よくある失敗の一つです。
- 怖くて
うまく 回れない ときは? - 片膝をついた低い姿勢から始め、回るときの手と足の構えと、横受け身ができればよしとします。慣れてから、中腰、立った姿勢へと少しずつ高くしていきます。
柔術は未経験からでも始められます。マタドール柔術(船橋・高根公団、八千代台、勝田台)では、初めての方は受け身と基本の動きから練習します。体験は0円、道着は無料で借りられます。
関連用語
この
- トレーニング初級
後ろ
受け身 ウシロウケミBackward Roll後ろ受け身は、後ろに倒れたときに、あごを引いて後頭部を守り、前腕と手のひらで畳をたたいて衝撃を逃がす受け身です。大外刈りなど後ろに投げられる技を受けたときや、転んだときに頭を守ります。
詳しく見る - トレーニング初級
受け身
ウケミBreak Fall投げられたり倒されたりした際に、ケガを防ぐために体に染み込ませる安全動作の総称。前受け身・後ろ受け身・横受け身・前回り受け身の4種があり、柔術練習の最初に必ず通る基礎。
詳しく見る - テイクダウン中級
背負投
セオイナゲSeoi Nage背負投(背負い投げ・せおいなげ)は、相手の袖と襟を引いて前に崩し、背中に乗せて肩越しに前方へ投げる柔道の手技です。柔術でもテイクダウンの一つとして使われます。
詳しく見る - テイクダウン中級
内股
ウチマタUchi Mata内股(うちまた)は、相手を前に崩し、自分の脚を相手の内ももの間に差し入れて跳ね上げ、前方へ投げる柔道の足技です。崩しと跳ね上げのタイミングが大切で、柔術でもテイクダウンとして使われます。
詳しく見る - テイクダウン初級
大外刈り
オオソトガリOsoto Gari大外刈り(大外刈・おおそとがり)は、相手を後ろに崩し、相手の脚を外側から刈って後ろへ投げる柔道の足技です。投げられる側は後ろ受け身で後頭部を守ります。
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