柔術の技を習っても、次の練習で思い出せない。そんなときは、技の手順をすべて書こうとせず、始まった位置、一つ分かったこと、次に聞くことを残してみましょう。ノートをきれいに完成させることより、次のクラスで使える質問を作るのが目的です。
この記事では、初心者向けの短い記録欄と、その使い方を紹介します。特定の期間での上達を保証する方法ではなく、練習を振り返るための一案です。
技名だけを書いても、思い出しにくい理由
例えば「アームバー」とだけ書くと、どの位置から習ったのか、相手がどう動いていたのかが残りません。同じ技でも、ガードからか、マウントからかで説明の前提が違います。
名前を正確に覚えられなくても、最初の位置と、何をしようとしていたかを記録できます。「下から、相手の腕を扱う説明」「上から、相手の脚を越える練習」といった自分の言葉で構いません。分からない名称は用語集や日本語・英語の技名対応表で確認します。
そのまま使える、5項目の練習ノート
スマートフォンのメモでも紙のノートでも、書きやすいものを選びましょう。毎回すべての欄を埋める必要はありません。
表は横にスクロールして確認できます。
| 項目 | 残すこと | 記入例 |
|---|---|---|
| 日付・クラス | いつ、どのクラスで習ったか | ○月○日、初心者向けクラス |
| 開始位置 | 上下、座る/立つ、位置の名前 | ガードの上から |
| 今日の一点 | 説明で理解できたことを一つ | 動く前の姿勢を確認した |
| 止まった場面 | どこから分からなくなったか | 相手が脚の位置を変えると迷った |
| 次回の質問 | 先生に確かめたいこと | この場合は最初の姿勢へ戻しますか? |
表の記入例は架空の学習メモで、MATADOR会員の体験談や正式カリキュラムではありません。細かい技の操作を書き写すより、指導者に見せて話せる言葉を残すことを意識します。
書く量を増やすより、場面を一つ選ぶ
一回のクラスで複数の技を習うと、全部を残したくなります。続けにくい場合は、最も質問したい場面を一つだけ選んでください。
例えば「パスガードが分からなかった」と書くより、「相手の脚を越えた後、どの位置を目指すかが分からなかった」と書くと、次に確認する範囲が狭くなります。用語の意味と動作の疑問を分けるのも方法です。
- 言葉の意味が不明なら、用語集で確認する。
- 説明を覚えていないなら、次回にその場面を質問する。
- 動くとできないなら、どの練習で確認できるか相談する。
説明を思い出せないまま、相手に自己流の関節技や絞め技を試してノートを埋める必要はありません。
次回のクラス前に、質問を一つ読む
ノートを見返すタイミングも、普段の予定に合わせます。クラスの前に一行読むだけでも、聞きたいことを準備できます。
先生への質問は、次の形にすると場面を伝えやすくなります。
前回、○○の位置から練習しました。△△になったところで分からなくなりました。今日は、どこを見て確認するとよいですか?
クラスの進行中に質問できる時間は、その場の案内に従ってください。オープンマットやスパーリングの時間が、初心者向けの個別指導時間とは限りません。ドリルとスパーリングの違いで、練習の目的も整理できます。
動画を撮って記録したいときは
自分の動きを撮る場合も、教室の撮影方針と、一緒に練習する相手の意向を確認してください。ほかの会員が映る動画を、本人の確認なく公開しないようにします。撮影できなくても、文章のメモで疑問は残せます。
動画を見返すなら、「どの場面の、何を確かめたいか」を先に決めると、長時間見直す負担を減らせます。映像だけで体の状態や技の安全性を判断せず、練習中の疑問は指導者へ戻してください。
ノートに勝ち負けしか残らないとき
スパーリングで何回タップしたかだけを記録すると、その日の学習内容が見えにくくなることがあります。勝敗に加え、「説明を一つ理解した」「止まりたいと伝えられた」「前回の疑問を聞けた」など、確認できたことも残せます。
相手の名前や評価を記録する必要はありません。自分の振り返りに使う範囲を決め、書くことが負担になったら欄を減らして構いません。
通う頻度と合わせて、小さく続ける
ノートのために練習回数を無理に増やす必要はありません。週何回通うかの考え方と合わせて、生活の中で続けられる形を選びましょう。
初めての方は基本の学習順から、体験を検討している方は初心者ガイドから確認できます。教室一覧で通える場所とクラスを見つけ、未経験であることや聞きたいことを伝えてください。
次に読む
気になったら、0円体験へ。
体験時の道着レンタルは無料。日時や気になることは、LINEでご相談ください。