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発信:マタドール柔術

柔術白帯の最初の3か月|上達が早い人の習慣・練習ノート・伸び悩んだとき

柔術を始めたばかりの白帯が最初の数か月で目指すのは、技の数より、安全に練習して疑問を一つずつ聞けるようになることです。最初の4回の目標、5項目の練習ノート、スパーリングで勝てないときの見直し方、動画の振り返り方、上達が早い人の5つの習慣をまとめました。

柔術白帯の最初の3か月|上達が早い人の習慣・練習ノート・伸び悩んだとき

柔術を始めたばかりの白帯が、最初の数か月で目指したいのは、技をたくさん覚えることより、安全に練習に参加して、分からないことを一つずつ聞けるようになることです。技はそのあとから自然に増えていきます。

最初の1か月でやること

最初の4回の目標の例
  1. 1

    1回目

    の合図と、練習の区切りを覚える
  2. 2

    2回目

    その日に出てきた位置を一つ、名前で言えるようにする
  3. 3

    3回目

    技がどの位置から始まり、どの形で終わるかを見る
  4. 4

    4回目

    前回分からなかったことを、先生に一つ聞く

技の名前より先に、「今どの位置にいるか」を言えるようにすると、復習がしやすくなります。自分は上か下か、相手は正面か横か、自分の脚は相手との間にあるか。この3つで、たいていの位置は説明できます。位置の名前はガードの種類やエスケープの用語集で調べられます。

練習ノートは5項目だけ

技の手順を全部書こうとすると続きません。次の5項目だけを、スマホのメモに残してみてください。

練習ノートの5項目
  • 日付とクラス

    例)10月2日、基本・基礎クラス
  • 始まりの位置

    例)の上から
  • 今日の一点

    分かったことを一つだけ。例)動く前に姿勢を起こす
  • 止まった場面

    例)相手が脚の位置を変えると迷った
  • 次の質問

    例)この場合は、最初の姿勢に戻りますか?
道場のベンチに置いた手帳とペン、たたんだ白い道着と白帯
練習のあとに一行だけ書いておくと、次のクラスで聞きたいことがはっきりします(イラストはイメージです)

クラスの前にこのメモを一行読むだけで、聞きたいことが準備できます。先生にはこう聞くと、場面が伝わります。

前回、〇〇の位置から練習しました。△△になったところで分からなくなりました。どこを見ればいいですか?

スパーリングで勝てないとき

白帯のうちは、スパーリングで勝てないのが普通です。「勝てない」をひとまとめにせず、次の4つのどれに当てはまるかを考えてみましょう。

困りごとよくある場面次のクラスで聞くこと
技を思い出せない説明のあと、始まりの位置で迷う最初の持ち方と姿勢をもう一度見たい
形はできるが止められる技の練習ではできたのに、スパーでは止められるどの段階から相手に抵抗してもらうといいか
不利な位置から動けないサイドやで押さえられたまま今の課題は、どの位置に戻ることか
何を狙えばいいか分からないスパーの始めから迷うこの位置での最初の目標は何か

次の練習で変えることは一つにしましょう。先生に直してもらったことと、動画で見た新しい技を一度に試すと、どちらが役に立ったのか分からなくなります。

タップされた回数より、「合図を守れた」「前回の疑問を聞けた」ことも、上達として数えて大丈夫です。

動画で振り返るコツ

自分の練習を撮るときは、道場と、一緒に映る相手の許可をとってからにします。ほかの会員が映った動画は、本人に聞かずに公開しないようにしましょう。

見返すときは、最初から全部見るより、位置が変わる少し前を探すのがコツです。時間・見えたこと・次に聞くことを分けて書くと、先生に相談しやすくなります。

動画メモの例
  • 0:45
    下から相手の袖を持った
  • 1:10
    脚を越えられて、横の位置へ
  • 次に聞く
    脚を越えられる前に、どこで膝を戻すか

上達が早い人がしていること

同じ時期に始めても、上達の早さには差が出ます。ただ、差がつくのは運動神経や体力よりも、練習の続け方であることが多いものです。白帯のうちから取り入れやすい習慣を5つ挙げます。

上達が早い人の5つの習慣
  • 決まった曜日に通う

    週1回でも、同じ曜日・同じクラスに続けて通うと、前回の続きから練習できます
  • 1か月のテーマを一つ決める

    「今月はガードの下から」のように、練習する位置を一つにしぼります
  • 質問を一つ持っていく

    練習ノートの「次の質問」を、クラスの前かあとに先生に聞きます
  • スパーリングで習った技を試す

    勝ち負けより、その日に習った動きを一度使ってみることを目標にします
  • 下になる練習を避けない

    押さえ込まれた状態から抜け出す練習をくり返すと、スパーリングで慌てなくなります

反対に、伸び悩みやすいのは、動画で見た技を次々に試す、毎回全力で勝とうとする、痛みや疲れを我慢して回数を増やす、といった練習のしかたです。思うように上達せず、続けるか迷っているときは、柔術をやめたいと思ったらも読んでみてください。

通う回数と、休む判断

最初の1か月は週1回でも十分です。疲れが翌々日まで残る、睡眠や仕事に影響が出る、というときは、回数を増やすより、スパーリングを軽めにするほうが続けやすくなります。回数の考え方は柔術は週何回通う?にまとめています。

よくある質問

最初に覚える技を決めたほうがいいですか?

クラスで習う技を中心にすると、練習と復習がつながります。動画で集めた技をたくさん試すより、その日のクラスの位置と疑問を一つ残すところから始めてください。

YouTubeの技を覚えたほうがいいですか?

まずは、クラスで習った位置に関係するものに絞るのがおすすめです。見た技を試したいときは、使ってよいかを先生に聞いてからにしましょう。動画や本との付き合い方は柔術は独学できる?にもまとめています。

1か月たっても上達を感じません

技が決まることだけが上達ではありません。タップの合図を守れた、位置の名前を言えた、質問できた——こうした変化も上達です。困っている場面を一つ決めて、先生に相談してみてください。

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