柔道の経験は、ブラジリアン柔術(以下、柔術)でも大いに役立ちます。受け身や組み手、抑え込みや絞め技の感覚が、そのまま使えるからです。一方で、柔術は寝技の攻防が中心で、試合の勝ち方や「下になる」ことの意味が柔道と大きく違います。
この記事では、柔道と柔術の違い、柔道の経験が活きること、技の呼び名の対応、最初に戸惑いやすいことと体験の始め方をまとめます。
柔道と柔術のいちばんの違い
柔道の試合は投げ技が中心で、寝技は限られた時間の中で行います。柔術は、投げたあとも、下になったあとも、寝技の攻防が続きます。得点の考え方は柔術のルール入門で紹介しています。
柔道の経験が活きること
柔道と柔術の技の呼び名
同じ形の技でも、柔術ではカタカナや英語の名前で呼ばれることが多くあります。
| 柔道での名前 | 柔術での呼び名 |
|---|---|
| 裸絞(はだかじめ) | リアネイキッドチョーク |
| 十字絞(じゅうじじめ) | クロスチョーク |
| 三角絞(さんかくじめ) | 三角絞め(トライアングルチョーク) |
| 袖車絞(そでぐるまじめ) | エゼキエルチョーク |
| 肩固(かたがため) | アームトライアングル |
| 腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため) | アームバー(腕十字) |
| 腕緘(うでがらみ) | アメリカーナ・キムラ(捻る向きで呼び分ける) |
技の形や使い方は、関節技・絞め技の一覧で、腕・脚・道着のどれを使うかに分けて確認できます。
柔道経験者が最初に戸惑いやすいこと
下になっても負けではない
柔術では、仰向けや座った体勢から脚を使って攻めるガードが基本です。柔道の感覚で急いでうつ伏せになると、背中を取られやすくなります。「待て」がない
寝技が長く続くので、力を入れ続けるとすぐに疲れます。呼吸を整え、力を抜く場面を覚えるのがコツです。投げたあとが大事
投げて終わりではなく、投げたあとにどの位置を取るかで得点や攻防が決まります。巴投げのページでは、柔道の投げと柔術のガードの違いも説明しています。関節技の種類が多い
肩・手首・足への関節技もあります。どの技を使えるかは帯と区分で決まっているので、クラスの決まりに合わせて練習します。帯は白帯から
柔道の段位は、柔術の帯には引き継がれません。柔術の帯は、柔術の練習を重ねて先生が判断します。経験があれば上達が早いことは多いものの、まずは白帯として基本の動きから覚えます。
投げの練習とケガの注意
柔道の投げは柔術でも強い武器です。ただ、多くの柔術のクラスは膝をついた姿勢や座った姿勢からの練習が中心で、練習相手が投げの受け身に慣れていないこともあります。投げを使うときは、先生の指示と練習の決まりに合わせましょう。
ブランクがある場合は、準備運動と受け身から体を慣らしてください。ケガを防ぐ考え方は柔術のケガが心配な方へで紹介しています。
柔道着で練習できる?
マタドール柔術のクラスは道着の指定がないので、手持ちの柔道着で参加できます。体験では道着を無料で借りられるので、手ぶらでも大丈夫です。
柔道着と柔術着は、袖や裾の長さ、生地の厚さなどの作りが違います。柔術の大会に出るときは大会ごとに道着の規定があるので、試合を考えるようになったら柔術着を用意しましょう。選び方は柔術着・ラッシュガードの選び方にまとめています。
マタドール柔術で始めるには
マタドール柔術は、千葉県船橋市(高根公団)と八千代市(八千代台・勝田台)にあるブラジリアン柔術ジムです。どの店舗も駅から徒歩1分です。
柔道の経験があっても、最初は初心者向けのクラスから参加すると、柔術のルールと寝技の基本を順番に覚えられます。LINEで予約するときに「柔道経験あり(〇年)」「ブランク〇年」と書いてもらえると、当日の説明がスムーズです。体験の流れと持ち物は柔術体験の服装・持ち物と当日の流れをご覧ください。